暑さが本格的になる前に、エアコンの費用を少しでも抑えられないかと調べ始める方は多いと思います。ただ、「助成金」と一口に言っても、対象世帯や申請の順番によって条件が大きく変わります。
さいたま市内外の生活情報を扱うメディア『サイタマテラス』のエリア担当、カズナリです。わたし自身も制度の種類が多くて最初は混乱したので、今回は整理しながら書きます。
この記事では、さいたま市で確認したい制度の種類と対象条件の見方、申請前に見ておきたい受付状況について順番に紹介します。
エアコン費用の助成と呼ばれる制度は一種類ではない
エアコンの購入費用に使える制度には、大きく分けて「省エネ家電への買い替えを支援するもの」と「熱中症対策や生活支援を目的とするもの」があります。目的が違えば、対象世帯も申請先も変わる仕組みです。
この二つを混同したまま調べると、「自分が対象かどうか」が分かりにくくなります。先に種類を分けて考えるほうが、その後の確認がずっと楽です。
省エネ家電支援と熱中症対策支援の違い
省エネ家電支援は、統一省エネラベルの星の数が一定以上のエアコンへの買い替えが条件になることが多く、購入価格の一部をポイントや補助金で還元する形が典型的です。収入や年齢の条件は設けていない場合が多いのが特徴。
一方、熱中症対策支援や生活支援は、高齢者世帯や低所得世帯など対象を絞った制度として設けられることがあります。自治体や実施時期によって有無が変わるため、混同せずに別々に確認するのがよいと感じています。
さいたま市が実施してきた省エネ家電支援の内容
令和6年度(2024年)には、さいたま市が独自の「省エネ家電買換え促進キャンペーン」を実施しました。省エネ性能が星3以上のエアコンへの買い替えを対象に、購入価格の1/2・上限7万円のキャッシュレスポイントを還元する仕組みでした。
ただし、このキャンペーンはすでに終了しています。令和7年度以降に同様の市独自制度が再実施されるかどうかは、さいたま市公式サイトでの確認が前提です。
九都県市の広域キャンペーンも選択肢のひとつ
さいたま市が単独で行う制度とは別に、首都圏の九都県市が共同で実施する省エネ家電買替キャンペーンがあります。令和7年度(2025年)は9月から12月に購入期間が設定されていました。購入店舗や地域を問わず応募できる点が、市単独のキャンペーンとは違う特徴です。
ただし毎年必ず実施される保証はなく、対象となるエアコンの省エネ基準も年度ごとに変わることがあります。夏前に動く場合は、最新の情報を九都県市首脳会議の公式サイトで確認する価値があります。
省エネ・断熱住宅補助金はエアコン単体が対象外
さいたま市には「省エネ・断熱住宅普及促進補助金」という制度もありますが、こちらはZEH(ゼロエネルギーハウス)や断熱改修、高効率給湯機の設置が主な対象です。エアコン本体の購入費は、現時点では対象に含まれていません。
名前が似ているので混乱しやすいのですが、省エネリフォームや断熱窓の工事を検討している方向けの制度。エアコン一台だけ買いたい場合には別の制度を探す必要があります。
対象になりやすい世帯と条件の見方
省エネ家電支援は、さいたま市に住所がある方全般を対象とすることが多く、収入や年齢の条件は設けていないケースが多いです。一方で、生活支援や熱中症対策を目的とした制度は、住民税非課税世帯や生活保護世帯、高齢者世帯を対象とすることが多い。
どの制度に当てはまるかは、申請前に「自分の世帯がどの条件に近いか」を確認してから探す順番が分かりやすいです。
購入費と設置費のどちらが対象かを先に確認する
省エネ家電の買替支援では、設置工事費・運搬費・処分費は補助の対象外となることが多く、あくまで「本体購入価格の一部」が対象という制度が一般的です。設置費用まで含めた金額で補助額を計算してしまうと、想定より少なくなることがあります。
わたし自身、最初に調べたとき「設置費込みで7万円かな」と思い込んでいたので、ここは先に見ておいた方が楽です。公式の募集要項で「対象経費」の欄を確認するのが確実です。
新品買い替えと新規設置で変わる条件
省エネ家電支援の多くは「既存の家電からの買い替え」を条件とすることがあり、新築や初めてエアコンを設置する場合に対象外になるケースがあります。また、中古品や個人間売買が対象外となる場合がほとんどです。
「新規設置でも対象になるか」は、募集要項で明確に書かれているとは限らないので、迷ったら申請窓口に電話して確認するのが一番早いです。

申請前に「買い替えか新規設置か」は窓口で一言確認しておくと安心です
受付期間と予算上限に要注意な理由
こうした支援制度は、受付期間が決まっているうえに予算上限に達した時点で終了となることがほとんどです。夏に向けて需要が高まる時期は、受付開始から短期間で終わってしまうこともあります。
購入より先に申請が必要な制度もあれば、購入後に申請する制度もあります。順番を間違えると対象外になる場合があるため、申請の流れは必ず事前に確認しておく価値があります。
申請の流れで失敗しやすい場面
見落としやすいのが、「購入前に申請(事前申請)が必要な制度」と「購入後に申請する制度」の違いです。過去のさいたま市のキャンペーンは購入後に申請する形でしたが、他の制度では逆のケースもあります。
省エネ支援か生活支援かを先に区別します。
購入前か購入後か、現在受付中かを公式で確認します。
本体のみか、設置費も含むかを募集要項で確認します。
不明点はさいたま市の担当窓口に直接問い合わせます。
公式情報をどこから確認するか
さいたま市の助成・補助金情報は、市公式サイトの「市民向けの補助金情報」ページや「ゼロカーボン推進戦略課」のページからたどれます。省エネ家電関連であれば環境局環境共生部が担当窓口です。
- 省エネ家電支援の確認先
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さいたま市公式サイト「ゼロカーボン推進戦略課」ページ
- 生活支援・熱中症対策の確認先
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さいたま市公式サイト「福祉・健康」関連ページまたは各区役所
- 広域キャンペーンの確認先
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九都県市首脳会議環境問題対策委員会の特設サイト
よくある失敗と向かないケース
まとめサイトや口コミで見た「エアコン補助金あり」の情報が、すでに終了していたというのはよくある話です。制度の実施期間は短く、内容も年度ごとに変わります。
- まとめサイトの情報だけで申請を進めた
- 購入後に制度を知って申請期間が過ぎていた
- 設置費込みで補助額を計算して差額が出た
- 中古品・個人間売買で購入して対象外になった
- 市の制度と国の制度を混同して申請先を間違えた
「対象かどうか分からない」と感じたら、まず公式サイトを確認して、それでも不明なら窓口に電話するのが確実です。複数の制度を同時に探すより、一つずつ確認する方がわたしには合っています。
今日から始められる一つの確認
エアコンの購入を考えているなら、今週末にでもさいたま市公式サイトを開いて、現在受付中の制度があるかどうかを一度確認してみてください。情報は年度の変わり目に更新されることが多いので、今の時期に見ておくと動きやすいです。
制度が見つかったら、「対象世帯」「申請の順番」「対象経費の範囲」この三つだけメモしておくと、実際に動くときに迷いが少なくなります。そのメモがあるだけで、購入前の不安がずいぶん違うと感じています。
暑くなる前に少しだけ調べておくだけで、費用の見通しが立ちやすくなります。この記事が、その一歩のきっかけになったらうれしいです。


























